岡山ロボコンスキル検討会



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このページは、岡山県内の教育機関(大学、高専、高校、中学)、企業、行政関係者が、ロボコンを通じた次世代のエンジニア育成について、情報交換を行うために開設しました。以下の方針に基づいて、活動を展開していく予定です。


工業技術者を目指す人のためのロボットコンテストを通じた段階的な能力育成

−企業で活躍する技術者育成のためのスキルマップ作成−
日本の工業技術発展を支えてきた工業技術者であるが,近年の理科系離れのために今後不足することが危惧される.一方,ロボットコンテストは子ども達にも人気があり,世間の注目を浴びている.しかし,ロボットコンテストで習得できる知識・スキルについてはまとめられておらず,将来の工業技術者との関連を一般的に知られていない. そこで,企業で求められる工業技術者に必要な知識・スキル,ロボットコンテストから得る知識・スキルをまとめ,両者の関連を明らかとすることは,幼少期から工業技術者を目指すため有益である.また,個々で開催されているロボットコンテストを有機的に結びつけることができ,ロボットコンテストを中心とした工業技術者の段階的な能力育成ができる. そのため,産業界,教育機関が集まり知識・スキルをまとめることが必要である.
そして,そのまとめられた知識を分かりやすい形で示すことにより,工業技術者を目指す人々が自身のスキルアップのために学習計画を作成し,目標とするロボットコンテストへの参加計画を立てることができる.
また,現存するロボットコンテスト間で知識・スキルの習得にギャップがあれば,それを補完する新たなロボットコンテストの開催や工作教室,講習会の開催を計画し,21世紀を支える次世代の工業技術者を育成する環境を構築する.
具体的手段としては,

  • ロボットコンテストに必要な知識・スキルに関するスキルマップを作成する.
  • 将来の職種や習得する知識・スキルを検討するためのスキルマップの活用法を提案する.
  • スキルマップに対応する学習の場が存在しない場合は,それを補完する目的での,ロボットコンテスト,工作教室,講習会等の開催を提案する.
  • 学生や社会人を支援者とし,ロボットコンテストを通じた理系教育の補助を依頼できる.
将来的には,ロボットコンテストに限定せずに,化学,生物,物理等の広範な技術分野への展開を図る.


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